寄稿者

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Poh Fang Chia

Poh Fang Chia

ポー・ファン・チア氏は、15 歳でイエスを救い主として受け入れました。同時に、心に触れる本を書きたいという思いを神に伝えました。チア氏は2014年から「デイリーブレッド」の著者として加わり、コピーエディターとしてシンガポール事務所で神に仕えています。

寄稿一覧 Poh Fang Chia

大きな影響を与える

いつもと変わらない朝が、あんな恐ろしい日になるとは。エスター (仮名)ら数百名の女生徒たちは、全寮制の学校から過激な宗教武装組織に誘拐されました。一ヶ月後、解放された生徒の中にエスター だけがいませんでした。キリストを否定しなかったからです。キリスト信仰のために迫害される人々について読んだ私たちの心は強く揺さぶられ、何かしたいと思いました。でも一体、何ができるでしょう。

変化は可能

教会の青年たちが、聖書の難しい課題について話し合っていました。それは「何事でも自己中心や虚栄からすることなく、へりくだっ て、互いに人を自分よりもすぐれた者と思いなさい。自分のことだけではなく、他の人のことも顧みなさい」(ピリ2:3-4)という教えについてです。どのくらい他人のことを考えるか。あなたはへりくだった人、それとも高慢な人だと言われるか。その理由は何か、 等です。

思い切れない

ラジオ番組の司会者が、いつまでも思い切れないことは何ですか、と質問すると、リスナーが電話をかけてきて、亡き妻との思い出など、家族のことを話しました。また、音楽家や母親になるなど、捨てきれない夢を語る人もありました。誰にでも心にそっとしまっている大切なものがあります。

優先順位を考える

チェロを習いたいとずっと思っていました。しかし、教室に行く時間がありません。いいえ、正確に言えば、その時間を作らなかったのです。天国に行けば、きっと上手に弾けるでしょうから、今は、神に召されたことに集中して時間を使おうと考えてきました。人生は短いですから、時間を最大限に生かさなければと強く思います。しかし、それは一体どういう意味なのでしょう。

恥から誉れへ

今年もまた、この時期が来ました。家族や親戚が集まる年末年始、独身者や子どものいない人は、「あなたを心配している」と、いつもの質問を繰り返す人にへきえきとさせられます。今でさえそうなのですから、長年の結婚生活で子どもに恵まれなかったエリサベツの苦悩はいかばかりでしょう。当時、不妊は神に嫌われた印で、恥だと思われていました(Ⅰサム1:5-6)。エリサベツは敬虔な人でしたが(ルカ1:6)、隣人や親戚は疑っていたかもしれません。しかし、エリサベツと夫は神に忠実に仕えつづけました。そして、老年になってから奇跡が起こりました。祈りが聞かれたのです(13節)。

神の隠れた手

友人は、アメリカ人宣教師の養子になりガーナで育ちました。家族で帰国し大学に入りましたが、中退を余儀なくされました。その後、軍隊に入り学費を賄えたので復学し、同時に世界を回りました。神は、彼を準備されました。現在、友人はキリスト教文書の作家、編集者として、世界中の人々のために働いています。

暗闇の中の希望

屈原(くつげん)は、中国戦国時代(紀元前475-246年)の楚の政治家で、賢く愛国心の強い人だったと言い伝えられています。彼は国を滅ぼすような差し迫った脅威について、再三、国王に進言しました。しかし、王は耳を貸さず、彼は国外に追放されてしまいます。そして、愛する祖国、楚が、彼の警告どおり敵国に滅ほされたことを聞くと、自らの命を絶ってしまいました。

ネットはつながる?

若い人たちと宣教旅行に行くときに、よくある質問は「ネットはつながりますか?」です。私は「大丈夫ですよ」と返答しますが、そういう状況ですから、ひと晩でもWiFiがダウンしたなら、どれほどの騒ぎになるか、想像してみてください。

落ちるところまで落ちた時

アジア経済危機で求職者が仕事の数を上回っていた1997年、私も失業中でした。不安な9カ月間を過ごした後、就職しましたが、すぐに会社の業績が悪化して、またも失業です。やっと苦難を乗り越えたと思ったのに、奈落の底に突き落とされたようなものでした。